【豆知識】スウェットの歴史

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オリジナルでスウェットを制作するにあたり、どんなデザインにしようかな、、どんな色にしようかな、、と制作のイメージを考えられていると思います。
どんなデザインにするかも大切ですが、それと同等にスウェットの生地選びにこだわりを持つことも重要です。

そこで今回はオリジナルスウェットを制作する際に役立つ生地の種類、豆知識をご紹介していこうと思います。

・スウェットとは
まずスウェットとは、英語のsweat（汗）という単語から来ており、意味のひとつである汗をよく吸収する。
この意味こそスウェット生地の特徴となっています。

もともとはコットンをメリヤス編み（メリヤス編みとは表面と裏面を一段ずつ交互に編む編み方）にしたニット生地で、表面は滑らか、裏地はタオルのように起毛があり、汗を吸いやすく頑丈な生地として知られています。

・スウェットの種類
スウェット生地の表面はどのスウェットでも基本的には大きく変わることはありません。
しかし裏地により大きく２種類に分類することができます。
パイル

・裏パイル
裏面がパイル地（丸いループ状の糸が織り出す）になっている生地で、肌触りが非常に滑らかで吸水力が高い生地となっています。
裏パイルのスウェットを分かりやすく例えると、タオルを身に纏っているような感じです。

またレイヤードで使うことが多く、外では上からジャケットを羽織るなど 温度調節がしやすいのも特徴です。

起毛 (1)
・裏起毛
裏起毛はフリースのような生地で、ふんわりとした生地で優しい着心地の生地となっています。
毛布のように繊維が毛羽だった生地で、空気をたっぷり含んで寒い空気から体を守りつつ体から出た熱も閉じ込めてくれるため、風が吹く寒い日の夜でも快適な暖かさを保ってくれます。

また、生地自体に厚みがあり高級感のあるシルエットになるのも裏起毛の特徴です。
・コットンとポリエステル
スウェットの素材にはコットン１００％のものと、ポリエステルを含まれたものがあります。

・コットン１００％
さまざまな洋服やタオルの素材として使用されるコットンは、天然素材で汗をよく吸うことで知られています。通気性もよく肌に優しい素材です。

ただコットンは乾燥によって縮みやすいという特徴もあるため、洗濯の時には注意が必要になります。またコットンは乾きにくいという特徴があります。

・ポリエステル配合
ポリエステルは化学繊維でツルツルとした表面になるのが特徴の素材で、速乾性があり、コットンと一緒に混紡することでコットンの乾きにくいというデメリットをカバーできます。同時にコットンの縮みやすさもカバーしてくれるので、洗濯しても型崩れしにくい丈夫な生地に仕上がるそうです。

またポリエステルだけでは吸水性が低いのですが、コットンと混ぜることで汗をしっかり吸う生地に仕上がります。
・おわりに
今回はスウェットの裏毛と裏起毛の違いについてご紹介していきました。
裏面の素材が違うだけで使いたい場面も大きく変わってきます。オリジナルのスウェットを制作する際に少しでもお役に立てられれば幸いです。

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